脱毛機を使った脱毛の種類は大きく分けて3種類、
「フラッシュ脱毛(光脱毛)」「医療レーザー脱毛」「ニードル脱毛(針脱毛)」です。
それぞれのメリット・デメリットや特徴を解説していきます。
ここではワックスを使った脱毛等は紹介しません。
ワックスなどの脱毛は、文字通り抜くだけで
毛抜きで抜くのと一緒で、今生えてる毛を引っこ抜くだけなので
またすぐに生えてきます。
生えてくる毛の量を減らしたいと考えている人には全く不向きな脱毛だと覚えておきましょう。
また、毛抜きで抜くのは毛穴にダメージを与え、炎症を起こしたりと
メリットありません。
後にシミになったりというデメリットも大きく、抜いた毛は後に生えてくる毛が埋もれてしまう場合もあり
後に脱毛サロンや脱毛クリニックでの脱毛を検討してる場合にはデメリットにしかなりません。
なので毛抜きなどで抜く行為は止めておいた方がいいです!
光脱毛
出典:https://lady-b.co.jp/lp2022/
フラッシュ脱毛は光脱毛、美容脱毛とも呼ばれ、
基本的にはメラニン色素に反応する光を照射し、毛根にダメージを与えて
毛の成長を抑制します。
自宅用脱毛器なんかもこのフラッシュ脱毛になります。
根本的に医療脱毛と比べてパワーが弱く、肌への負担が少なく、
痛みも少ない脱毛になります。
医療脱毛よりも安価で脱毛が出来るのですが、
その分、医療脱毛に比べて効果は薄いので、効果を期待するならばその分の回数が必要となり、結果的にコストも思ったよりもかかってくる場合があります。
「脱毛サロン」と名のつくサロンで行う脱毛方法は、このフラッシュ脱毛です。
また最近では美容脱毛という名称を使われたりもしています。
そしてフラッシュ脱毛にも、脱毛器によってもいくつか脱毛の種類があります。
IPL脱毛
毛母細胞、毛乳頭を破壊する方法で「インテンス パルス ライト」の頭文字を取って
IPL脱毛といいます。
フォトフェイシャルという美容方法を聞いたことがある人もいるかと思うのですが、
シミ・くすみ等のメラニン色素に作用し、皮膚のターンオーバーを促して薄くしたり、
IPLの光によってコラーゲンの生成を助け、毛穴を引き締める効果があるとされています。
メラニンに反応するため、日焼けした肌やホクロなどには火傷の危険性があります。
産毛のような細い毛には効果が薄いです。
SSC脱毛
照射前に塗布するビーンズジェルに、クリプトンライトという光を照射させて抑毛効果を発揮する脱毛法です。
このジェルには抑毛効果に加えて美容効果があり、肌への負担も少ないのがメリットです。
SSC「スムース スキン コントロール」の略で、
こちらは脱毛しながら美肌効果を出したい人向けで、
美容効果は高い分、脱毛効果の即効性には劣ります。
SHR脱毛
「バルジ領域」という発毛を促す組織に対してダメージを与え、発毛命令を無くさせる脱毛法で、蓄熱式という比較的新しい脱毛法です。
「スーパー ヘア リムーバル」の頭文字をとってSHR 脱毛といいます。
メラニン色素に反応する脱毛方法とは違い、毛包と呼ばれる毛根を包み込んでいる部分にダメージを与えるので、毛の退行期・休止期の毛にも効果を発揮すると言われています。
毛周期や日焼けした肌にも関係なく脱毛できるのが最大のメリットです。
…が、照射した光を毛のメラニンに反応させて、生じた熱で脱毛する仕組みなので、
退行期・休止期にはやはり効果が弱いはずです。
光脱毛のメリット・デメリット
【メリット】
・脱毛サロンは全国的にも多い
・医療に比べて安価
・サービス業なので接客が丁寧
・痛みが少ない
【デメリット】
・効果が薄い
・満足するまで通うとなれば結局コストがかかる
【光脱毛まとめ&実体験談】
自分の体のムダ毛に対して悩みを抱えてる人にとっては、
効果が薄いのが何よりもデメリットかと思います。
けれど痛みに耐えるのが辛かったり不安というのも最もです。
僕の体験談からすると、照射する部位にもよりますが医療レーザーに比べると効果は低いなという感想で、
効果が弱い分だけ回数が必要になるなら、しっかりと毛が無くなってることが実感できる医療レーザーの方が光脱毛よりも良いと個人的には感じました!
脱毛サロンは根本的にサービス業、接客業になるので、
サービスも良く、丁寧な接客をしてもらえます!
キャンペーンなどをやっているサロンも多いので、
「初めての脱毛で不安…」という方は、試しにキャンペーンを利用して
一度脱毛サロンに行ってみるのも良いと思います!
レーザー脱毛
出典:https://dr-matsui.or.jp/knowledge/3444
医療レーザー脱毛は、医療用の脱毛器を使用します。
サロンで行う光脱毛と最大の違いは、光脱毛よりも強い出力のレーザーを扱います。
そのため、サロンなどのサービス業ではなく、専門的な知識を持った医師の下しか扱うことが出来ません。
光よりも圧倒的に効果を得られる分、痛みも強いのが特徴で、サロンよりも料金は高くなります。
また万が一、肌にトラブルが起こった際にも医療機関なので安心であると言えます。
脱毛クリニックで扱う脱毛器にも種類があり
大きく分けて「蓄熱式」と「熱破壊式」の二種類です。
(この2つの違いについて、詳しくは熱破壊式レーザーと蓄熱式レーザーの違いのページに記載してるので、ここでは簡単な説明だけ)
蓄熱式脱毛
蓄熱式レーザーで、毛の生成を促す司令塔部分にじわじわと熱を溜め込ませて破壊します。
産毛や細い毛にも効果が期待でき、熱破壊式に比べて痛みは少ないの脱毛法です。
硬毛化になりにくいといったメリットもあります。
サロンで行うSHR脱毛と同じ種類の脱毛法にはなりますが、
医療で扱う脱毛器は、サロンで使用されている脱毛器とは出力のレベルが違うので、
サロンよりも医療の方が断然痛みがあり、効果も段違いです。
熱破壊に比べれば痛みは少ないですが、それでも痛みに弱い人にとっては
「我慢できないくらいの痛み」と表現する人もいます。
その際には「痛くて辛い」と伝えることで、出力レベルを調整してくれます。
熱破壊式脱毛
より高出力なレーザーを照射して、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織を破壊します。
蓄熱式よりも痛みは強いですが、効果も早く実感できることは間違いないです。
細い毛などのメラニン色素が薄い毛には効果が弱まるため、
施術箇所によって蓄熱式と熱破壊式を使い分けてくれるクリニックがオススメです。
ヒゲやVIOなどの毛が太くて濃い毛には、この熱破壊式の方がより効果的ですが、
かなりの痛みがあります。
特にVIOに関しては、クリニック側から「麻酔をした方が良いと思いますよ」と勧められるレベルです。
レーザー脱毛のメリット・デメリット
【メリット】
・高出力なレーザーを使うため脱毛効果が高い
・医療機関なので、肌トラブルなどの際には安心
【デメリット】
・痛みがあり、人によっては耐えるのが辛いレベル
・サロンに比べて費用は高額
【医療レーザー脱毛まとめ&実体験談】
ある程度痛みに耐えてでも、自分のコンプレックスであるムダ毛を何とかしたい!という人には圧倒的に医療レーザーの方がオススメです。
痛みの耐性は人それぞれなので、実際にスタッフさんに聞いてみたところ「レーザーの痛みには耐えられないという人もいらっしゃいます」と言っていました!
例えるなら、ゴムで弾かれるようなピリッとした痛みです。
クリニックによっては麻酔を使ってくれるところもあるので
まずはトライアルとして、一回施術を受けてみるのが良いかと思います。
蓄熱式か熱破壊式かによっても痛みの強さが違うので
キャンペーンや1回トライアルをやっているクリニックで試しに一度受けてみるのも良いかと思います!
また、レーザー脱毛機の種類も、医療レーザー脱毛機の種類というページで解説していますので、よければそちらの記事もご覧ください!
ニードル脱毛
出典:https://beautyskinclinic.jp/hari/
ニードル脱毛は、電気が流れる針を毛穴に刺し、電流を流して毛根や毛乳頭を破壊する脱毛法です。
あらゆる脱毛法の中で歴史が深く、毛根を確実に破壊するため、完全な永久脱毛と言えます。
針を刺すので、ニードル脱毛は圧倒的に痛いです。
熱破壊式レーザーよりも痛いです。
照射するような施術とは根本的に違うので、人の手で毛を一本一本処理していきます。
また施術当日には、少しだけ(毛を毛抜きでつまめるくらい)伸ばしていくことになります。
施術自体は、その脱毛器がその毛を掴み、その毛の生えている毛穴一つ一つに針を刺していく方法になるので、時間も圧倒的にかかります。
しかしこの針脱毛は光やレーザーに比べて歴史が長く、一番確実ともいえる永久脱毛法です。
施術に時間がかかる分、料金も高くなります。
仮に腕の毛をニードル脱毛で全部なくそうと思ったら、100万円以上はかかると思います。
毛の一本一本を処理するため、例えば手の指の毛などの範囲が狭いところや、
レーザー脱毛に通ってある程度脱毛効果に満足していて、数本だけ気になるところを処理したい、なんていう場合にはオススメかと思います。
産毛や白髪などには効果が得られない他の脱毛法と違い、どんな毛も処理できるのが最大のメリットで、
一本一本処理するので、仮にここの毛だけ残したいなんていうデザイン性を残すことも可能です。
ただし肌に針を刺すので、肌へのダメージもかなりのもの。
しっかりとケアをしないとシミが残ったりする場合もある。
ニードル脱毛のメリット・デメリット
【メリット】
・一本一本処理するので、毛を残したい部分は残すなどのデザインも可能
・産毛や白髪に関わらず、どんな毛でも処理できる
・歴史が一番古く実績がある、完全な永久脱毛
【デメリット】
・圧倒的な痛み(どの脱毛法より一番痛い)
・施術した毛穴が腫れる
・ケアを怠るとシミが残る
【ニードル脱毛まとめ&実体験談】
毛の一本一本を処理するので、圧倒的に時間とコストがかかり、痛みもダントツです。
「脱毛サロンやクリニック通うほどじゃないけど、一本だけ気になる毛がある」なんて場合や
白髪になったしまった毛を脱毛したいという場合にのみ良いかと思います。
肌に針を刺すので本当に痛いです!!
施術の通り針でプスッとさされる痛みプラス電気が走るので、思わず「イッッッ…!」って声が出そうになります。
その上、施術をした毛穴一つ一つが蚊に刺されたようにプクッと腫れたりします(数時間で落ち着きますが)
僕は、腕がブツブツ腫れたような状態で帰宅するのに人の目が気になったので、夏でも長袖を着て通ったりもしました。
毛の太さによって針の太さも変わるので、ヒゲなどの太い毛を処理する場合の痛みはかなり強く、
痛みに強い人でないと耐えがたい痛みがあります。
また、ケアを怠ってホクロのようなシミが数箇所残ったりと経験したので、ニードル脱毛で広範囲を脱毛するのはオススメしません。
ニードル脱毛をするのにオススメな場合は、硬毛化した毛や白くなってしまった毛、本数が少ない場合などにはオススメです。
脱毛サロンか医療脱毛クリニックか、どの脱毛法が良いか
それぞれメリット・デメリットもあり、一概には言えないところですが、
サロンのニードル脱毛やフラッシュ脱毛も、クリニックの医療脱毛も経験した僕の経験から言えば、医療レーザー脱毛がオススメです!
サロンよりも医療レーザーの方が痛みは強くなってしまいますが、
それくらいの悩みを抱えている人であれば、レーザーくらいの痛みには全然耐えられるはずというのと
やっぱり出力のレベルが違うので、サロンと比べると効果が圧倒的に違うんです!
基本的に脱毛クリニックもサロンも、光・レーザーを照射する機械を使うのは同じですが、
“医師の下でしか扱えない”レベルの高い機械と
“医師がいなくても使用して大丈夫”なレベルの弱い機械 の差ですね!
「今のままでもそんなに気にならないけど脱毛に興味がある」くらいの人であれば、
美容効果もある脱毛サロンでの脱毛(美容脱毛)が適しているかと思います。
そして加齢によって白髪や白くなってしまった体毛ならニードル脱毛です!
ニードル脱毛だけが、白い毛にもどんな毛にも脱毛できる唯一の脱毛法です。
ただし、ニードル脱毛は本当に痛いので…かなり覚悟した方が良いと思います。
あとは「一本だけ生えてる毛を脱毛したい」とかであれば、ニードル脱毛が安上がりになる場合もあると思います!
毛の生え変わる毛周期に合わせて照射するのが一般的なので、一度施術を受けたら次回は2〜3ヶ月後。
10回の施術を完了させるまでには年単位の月日がかかります。
そのため、早くムダ毛の悩みを無くしたい方は、より効果の高い医療レーザー脱毛の方が良いでしょう!
ただ効果的な分、より高出力な分だけ、痛みが強いです。
なので「本当に毛を無くしたい!」と思っている人ほど、痛みに対する我慢も出来るものだと思います。
「痛みはどうしても耐えられない」という人は脱毛サロンをオススメします。
また、脱毛サロンの方が接客が丁寧でスタッフが優しいです。
その理由として、サロンはサービス業で、クリニックは医療という違いです。
お客様なのか、患者さんなのか。
なのでお客様の方がサービスはもちろん丁寧です。
基本的にはサロンの方がクリニックより料金は安く設定されているものですが、
効果が低い分だけ回数を重ねないとなかなか毛の減りを実感しにくいので、
結果的にはあまり割安ではなくなってしまうこともあると思います。
クリニックの脱毛効果に比べると、サロンでは同じ効果を発揮するのに2倍の回数くらいは必要になると考えておいた方が良いでしょう!
まとめ
・医療の方が効果が高い・痛みが強い
・サロンの方が効果は低い(より回数が必要)
・サロンの方が接客が丁寧
僕の場合はとにかく毛を無くしたかったので、医療脱毛の方を選んで正解だったと感じてます!