美意識が高い人であれば、ハイフ(HIFU)という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
美容サロンや美容クリニックなどで、数年前からよく耳にするようになりました。
「この人は実年齢より若く見える」
「この人は何歳になっても若々しい」
と思えるようなタレントさんやモデルさんは、かなりの確率でこのハイフをやっていると思います!
ではそのよく耳にするハイフとは何なのか、
どんな悩みに効果的で、どういう施術なのか、
痛みはどれくらいで、どんな効果が得られるのか、
美容サロンでのハイフと美容クリニックでのハイフは何が違うのかなども含めて
またまた僕の実体験を元に、詳しく紹介していきたいと思います!
ハイフ(HIFU)とは
ハイフは、超音波で肌を引き締める、たるみ治療になります。
「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字を取って、HIFU(ハイフ)と呼びます。
日本語にすると、高密度焦点式超音波という意味です。
超音波の振動エネルギーで熱を発生させて、その熱で肌を引き締めます。
わかりやすい例を挙げると、生肉を調理するときに
熱いフライパンに肉を入れたり、しゃぶしゃぶのように熱湯の中に入れると、
肉が縮むのと同じ原理です!
ハイフでは、皮膚の下の筋膜に届く超音波を使って、その熱で筋膜を引き締めて、たるみを改善することが期待できます。
また、熱のダメージを治癒するために、体がコラーゲンを生成することで、皮膚の厚みや弾力がアップして、リフトアップ効果が長続きします。
このコラーゲン生成によるリフトアップ効果が一番出てくるのが、およそ1ヶ月後。
なので、ハイフは施術から1ヶ月後が一番効果が出る施術になります。
その後効果は半年〜1年程続くので、定期的に施術を続けることで、
リフトアップが持続されます。(医療ハイフの場合)
ハイフは熱を照射するので、施術中はピリピリとするような多少の痛みが伴います。
ダウンタイムはなく、人によっては術後に肌の赤みが出たりする場合もあるようです。
ハイフの効果
・筋膜に作用して皮膚の根本から肌を引き締め
・たるみ改善と、将来的なたるみの予防効果
・コラーゲンを生成させて肌にハリを出し、リフトアップ効果を持続
・しわ、ほうれい線、小顔効果、二重あごなどにも効果
医療ハイフとエステハイフの違い
ハイフは美容サロンでも取り扱っているところが多く、気軽に施術を受けることが出来ます。
そして美容クリニックで施術してもらうハイフは、美容サロンよりも高額だったりします。
ではこの2つの違いは何か?
これは、脱毛サロンでの脱毛と医療脱毛の違いと同じく
出力の違いです!
“医療資格を持った人でないと扱えない機械”と
“医療資格を持たない人でもいい提出力な機械 の差があります。
(医療脱毛機と美容脱毛機の違いの詳細はこちらの記事を参照)
そのため、美容クリニックでできるハイフの効果は、
美容サロンでできるハイフの効果とは断然違います。
エステハイフで期待できる効果は1〜2ヶ月ほど、
医療ハイフ効果も半年〜1年ほどは続くため、
より高額にはなってしまいますが、しっかりと効果を感じたい方は
エステハイフよりも医療ハイフの方がオススメです。
医療ハイフを実際に体験
出典:Medicalmake Clinic 銀座院 for Men
今回、医療ハイフの施術を受けるためにお邪魔したのは、
僕にとってはお馴染みの美容クリニック、銀座にあるメディカルメイククリニック 銀座院さんです。
ここはアスリートの方や、力士の方が多く通っている美容クリニックなので、
受付にはサインなどがたくさんあります!
こちらのメディカルメイククリニック 銀座院さんで扱っている医療ハイフの機械は
sonoQueen(ソノクイーン)という機械です。
このsonoQueenという機械ではカートリッジを変更することにより、
皮膚の浅い部分から深い部分まで照射ができ、
目元などの、従来では照射できなかった箇所にまで照射が出来るのが特徴です。
目元まで照射できるハイフは少なく、日本でも取り扱っている医院は限られています。
こちらのページで、国内の取り扱いクリニックが確認できます。
(メンズの美容クリニックでは、国内でもまだメディカルメイククリニック 銀座院さんしか取り扱いがありません)
ハイフがどういう施術かという説明と、期待できる効果、取り扱っているsonoQueenという機器についての説明などを
とても丁寧に説明してくれ、途中質問などにもしっかり満足いくまで答えてもらいながら
(カウンセリングだけでも、なんと院長自ら15分も対応してくれました!)
お手洗いを済ませて施術室へ。
いざ、医療ハイフ照射
冷たいジェルを顔に塗布され、ハイフを照射していきます。
sonoQueenでは点状方式といって、
60℃以上の熱を、1ミリ以下の小さな点から発生させる機械です。
ハイフの超音波があたると、ピリピリとした感覚が顔に当たります。
例えるなら電気の針(というと痛そうに聞こえますが)
実態がなくて発生してすぐ消えるような細いものが、皮膚の下に発生してすぐ消えるような感覚です。
痛みの度合いでいうと、脱毛サロンでのヒゲのIPL脱毛と同じくらいでしょうか。
痛みのレベルを数字にすると、こんな感じです
SHR(痛みLv.1)< IPL(痛みLv.2)< HIFU(痛みLv.3)< 蓄熱式医療脱毛(痛みLv.5)< ニードル脱毛(痛みLv.10)
(あくまで僕個人の感想です)
事前のカウンセリングでも先生が言っていたように、
痛いといっても人によって「出力を下げて欲しい」という人はいても、耐えられない痛みだったという人は今まで居ないと事前に聞いていた通りのような痛みレベルでした。
深さ4.5mmの、皮下組織の下の筋膜(SMAS層)に届く熱を照射、
カートリッジを換えて
深さ3.0mmの、真皮〜皮下組織への照射、
より皮膚の浅い目元へは
深さ2.0mmで、目元と眉下などを照射していきます。
今回の施術では、顔全体と首まで照射をしてもらい
時間にして60分程度で照射完了しました。
起き上がってみると…
照射直後の肌のつっぱり感もあるのですが、効果を直後から実感できるほど
肌が引き締まっているのを感じることができ、驚きました!
30代も半ばを過ぎてくると、例えば下を向いたときに、重力を感じるような顔のたるみが分かる感覚があるのですが、
この医療ハイフ照射後は、その重力を感じるときの感覚が違いました!重力に負けない感じとでも言えばいいのか。
リフトアップされてるのが感じられる施術でした!
医療ハイフの効果を100とした場合に、照射直後の効果は60〜70ほど、
その後のコラーゲンの生成などにより、100の効果が出てくるのは1ヶ月後になります。
施術直後でも効果を実感でき、さらに1ヶ月後が効果のピーク、
そして効果は半年〜1年持つともなれば、かなり「やって良かったな」と思える効果を感じました。
施術を受けた当日は、激しい運動や湯船に浸かるなどの行為はNGになります。
医療ハイフを定期的に行う場合でも、3ヶ月は期間を空けなければならないそうです。
安くはない施術なのでそんな頻繁には出来ませんが、
お金に余裕があって美意識も高い人であれば、半年に一回ペースでも、
無理のない範囲で1年に1度くらいのペースで続けられたらいいなと思う施術でした。
ただ、たるみのリフトアップに効果的な施術になるので、
20代ではあまり効果を感じられないと思います。
30代以上の方で、顔にたるみや昔程のハリを感じられないといった人には効果的だと思います。
今回僕が施術したのは顔全体でしたが、頬だけなどの照射も可能なので、ほうれい線などが気になる方は、頬のみなどから試してみるのもアリだと思います!
医療ハイフ実体験まとめ
・顔全体+首の施術で、所要時間60分程
・痛みはピリピリする感じ(脱毛サロンのヒゲのIPLと同じくらいの痛み)
・施術直後から効果を実感
・効果は半年〜1年
・一番効果が得られるのは施術1ヶ月後
・20代はあまり効果的ではなさそう
定期的に続けることで、顔の若々しさを保持できるような施術なので、定期的に続けたいと思える施術でした!