脱毛

永久脱毛の仕組みと毛周期&ツルツルになるまでの脱毛回数コースの目安

永久脱毛は、毛を作る組織を破壊することで毛が生えてこないようにすることです。

毛穴の中にある毛根には、毛を作る組織「発毛組織」があって
毛乳頭毛母細胞バルジ領域と言われる部分があります。

これらを専門の機器で破壊して、毛が生えてこないようにするのが永久脱毛です。

この発毛組織について、詳しく解説していきます。

発毛組織

発毛組織イメージ

地肌から出ている部分の毛を「毛幹」、
地肌の中にある部分を「毛根」と言います。

毛根の奥では、毛母細胞が毛乳頭からの支持で細胞分裂を繰り返して、毛が作られていくのです。

毛乳頭って?

毛細血管から栄養を受け取って、毛母細胞に送ります。
毛乳頭は毛周期の司令塔のような存在です。

毛母細胞って?

毛乳頭を覆っている細胞で
毛乳頭から受け取った栄養で、毛を成長させる役割をしているのが、このこの毛母細胞です。

バルジ領域って?

2000年頃に発見された細胞の一種で、
毛の生成に大きく関わっていることが分かりました。
実際に毛を生やしている毛母細胞や毛乳頭に対して、
皮膚の中で、毛を生やすよう命令をしているのがこのバルジ領域です。

バルジ領域には
毛の元になる細胞を増やす「毛包幹細胞」と、
毛の色素に関係する細胞を増やす「色素幹細胞」の
2種類の細胞が存在します。

脱毛に何度も通わなければいけない理由と毛周期の関係

毛周期イラスト

毛には毛周期という毛の生え変わりのサイクルがあります。

例えば、毎日のシャンプーでたくさんの髪の毛が抜けているのに
髪の毛が無くなったりしない理由は、毛の生え変わりが関係していて、
今日抜ける毛もあれば今日生えてくる毛もあるということですね!

毛の生まれ変わりは、新しい毛が古い毛を押し出して伸びてくる仕組みになっていて、
1本1本がそれぞれバラバラのタイミングで生え変わっています。

毛周期は、成長期→退行期→休止期というサイクルを繰り返しています。
毛が伸びる成長期と、成長が衰えて抜けやすい期間の退行期、
そして成長が止まって抜け落ちてる休止期、
実はこの退行期や休止期のときにレーザーなどの照射を行なってもあまり反応しないのです…。
そのため、毛の生え変わる周期に合わせた2〜3ヶ月ペースで通う必要があるので、何度も通わないといけないんですね!

機械から照射されるレーザーや光は、
成長期の毛の黒い色素(メラニン)に対して高い効果を発揮します。
退行期の毛はメラニンが薄いので、照射しても効果があまり無く、再び生えてきてしまいます。
休止期は毛根が毛乳頭と離れてしまっているので、照射しても効果がありません

体の部位によって、毛周期は異なっていて、
毛が濃い部分ほど毛周期は長く、薄い部分ほど毛周期が短いのが特徴です。

体の部位毎による毛周期の表がわかりやすく書かれているクリニックがあったので、
リンクとスクショを貼っておきます!

毛周期の表
出典:毛の専門サイト札幌さくらビューティークリニック

腕であれば、3〜4ヶ月の成長期があり成長が止まったあと
再び3〜4ヶ月で退行期・休止期。そしてまた毛が生え始めるという周期です。

VIOは脱毛の効果を実感しやすい部位になるのですが、
上記の周期でわかるように、VIOなどは特に周期が長いので、
一度の照射でもかなり毛が減ったように実感できる部位だというのがわかりますね!

脱毛コース回数の目安と毛の減り具合

「ムダ毛に一切無くしてツルツルにしたい」
「ツルツルじゃなくてもいいから、気にならない程度にしたい」
など、人それぞれ満足の度合いも変わってくると思います。

脱毛クリニックや脱毛サロンでは、一回だけというプランはほとんどなく、
多くの場合が3回コースや5回コースである場合がほとんどです。

では3回コースでどれくらいの毛が減らせるのか
5回でどれくらいの量になるのか
それくらいで果たして自分は満足できるのか…

この辺りを僕の経験を踏まえてしっかり解説していきたいと思います!

一回の照射で脱毛できるのは全体の10%程度

体の表面に現れてるいる毛は、およそ全体の2割程度になります。
例えば腕に生えている毛を見てみましょう!
今その目に見えている毛の量は、腕に存在している毛の量の20%程度で、
残りの8割は、休止期などにある状態です。

そしてこの体の表面に表れている毛の中にも、
今まさに生え変わろうとしている退行期にある状態の毛もあるので、
一度の照射で、効果があるのはその半分程とされています。
つまり一度の照射で永久脱毛が出来る毛は全体の1割程度 ということになってしまうんです。

毛の全体量を100として、生えている毛が20としましょう!
ここで照射をして10を永久脱毛して、残りは90。
残り90の毛量のうちの20%がまた表面に生えていて、
その90のうちの10%を次の照射で永久脱毛…
という形で、照射ごとにどんどん毛量は減らしていけます。
ただし、もし完全にムダ毛0にしようとするならば、
かなりの回数を通わなければいけないことがわかりますね!
(上記はあくまでざっくりとした計算です!)

これだと果てしない回数を照射しなきゃいけないと思えてきそうですが
ほとんどの人が、照射ごとに毛量の減り具合を実感して、
“ツルツルの無駄毛完全に0”となる前に、ある程度のところで充分な満足感を得られるかと思います!

実際に僕の場合も「毛が1本も無いくらいツルツルになりたい!」と思っていたくらいでしたが
約10回の医療レーザー脱毛を経て、ほぼ満足できるくらいの状態を手に入れることが出来ました。

実際に約10回照射した後の毛の減り具合(写真アリ)

毛が1本も無いくらいツルツルになりたいと思っていた人が、
じゃあ約10回の照射でどれくらいの毛を無くすことが出来たのか、
ほぼ満足できるくらいの状態ってどれくらいの状態なのか、実際の僕の写真もお見せしていきます!

僕はメディオスターNeXT PROという蓄熱式の医療レーザー脱毛機を使った脱毛で
全身を11回照射
しました。

今の僕の腕の写真がこちらになります!
ちなみにこの写真、全く剃ったりしてません!

レーザー脱毛10回後の腕の写真

よくよく見れば、毛が何本かまだあるものの、
あっても細い毛で全然目立たず、気になるようなら一瞬で剃れてしまうような量なので
かなりの満足感を得られてます。

ちなみに、脱毛前の写真はもう残ってないのですが…
脱毛前の僕の腕の毛はこれくらいありました!

レーザー脱毛前の毛の量イメージ腕
出典:https://shimomura-saki.com/diary-31_haircutter/

これくらいの腕の毛を、満足するまで減らすのに
医療レーザーで大体10回くらいの照射が必要になります。

脱毛サロンでの照射ならその倍くらいの回数は必要だと思います。

照射の回数をこなす毎にもちろん毛は減っていくのですが、
「俺の腕毛ほんとうに減ったなぁ〜」と満足感を得られるくらいの気持ちになったのは
照射5回を過ぎたあたりからです!

正直3回くらいまでは、満足感はあまり感じませんでした。
(もちろん毛は減ってますが)

「減った!」と満足感を感じられてくるくらいには、
やはり5回くらいの照射は必要になってきます!

「腕の毛が本当に嫌!」というくらいまで考えている人は
10回くらい
の照射は必要だと思います。

参考までに僕の今の足の写真も貼っておきます。

レーザー脱毛10回後の膝下の写真

同じく医療レーザー脱毛(蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機 メディオスターNeXT PRO)を10回経験した僕の膝下の写真です。

膝下はやっぱり太い毛が多かったので、
医療レーザーを10回の照射で、写真の通り太い毛はほぼ生えてないくらいです。

太ももの毛は、膝下と比べると太い毛が減るので
医療レーザーを10回の照射でこれくらいです!

レーザー脱毛10回後の太ももの写真

医療レーザー脱毛(蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機 メディオスターNeXT PRO)を10回経験した僕の太ももです。

写真をよく見れば、まだ少しチョロチョロと毛が残ってるのがわかります。
この太ももの毛も医療レーザーならあと3回くらい照射すれば、かなりツルツルに近くなるような満足感を得られるような気がします。

ちなみに足も、もともとどれくらい毛量があったかというと、
写真は残ってないのですが、近いレベルの写真を探しました。
足これくらい毛が生えてました!

レーザー脱毛前の毛の量イメージ足
出典:https://www.laserskinclinic.jp/column/p893/

脱毛回数の目安まとめ

あくまで僕の毛の太さや量と、僕の満足感の話になりますが

・3回の照射では全然満足できない、少し減ったかなというくらい
・5回の照射で、かなり毛が少なくなったことを実感
・10回の照射で、ツルツルを目指してた僕でもかなり満足感を得られるレベル

でした!
脱毛のコースを組もうと、何回コースで申し込めば良いのか悩んでいる方の参考になったら幸いです!!

-脱毛